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酒造りは、伝統と革新性

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武勇のはじまりは、江戸時代末期の慶応年間(1867年)。越後出身の初代保坂勇吉が、結城で酒蔵を創業した年です。当時の結城は、鎌倉時代から続く結城紬の生産がさかんで、酒蔵や味噌蔵などが10軒ほど連なる城下町でした。

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日本酒づくりに
特化した「米」

日本酒の仕込みには食用米ではなく「酒造好適米」という酒づくりに適した米を使います。麹菌の菌糸が浸透しやすい、磨いても砕けづらいなど、日本酒づくりに特化した組織を持つお米です。
武勇では酒造好適米の中でも、最高といわれている「山田錦(兵庫県特A地区産)」、次に「五百万石(富山県産)」、「雄町(岡山県、広島県産)」さらに地元茨城県産の「ひたち錦」「吟の里」を使っています。
米にこだわることでコストは上がりますが、うまい酒のためには妥協は許されません。麹米にはすべて酒造好適米を使用し、お酒の種類に応じて上記の米をさまざまな割合で配合。味わい、香り、こくを追究しています。

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米の特徴を
酒に引き出す「軟水」

名水あるところに銘酒あり、といわれるほど酒づくりに大切なのが「仕込水」です。武勇では蔵の敷地内にある井戸から、鬼怒川水系の伏流水を汲み上げています。この水は栃木県日光市の川治温泉の山の雪解け水がじっくりと地面に染み込み、時間をかけて結城の地中までもぐりこんだあと、地下150mのあたりまで浮き上がってきた伏流水を井戸で汲み上げたというもの。雪解け水が山に染み込み井戸で汲み上げられるまでには、30年もの時間がかかるとも。
栃木から茨城まで、豊かな自然の中で長い年月をかけて濾過された伏流水を、さらに独自の精密濾過装置を通して使っているので、安全な品質を保っています。米の特徴を酒に引き出す軟水が武勇の酒づくりを支えています。

武勇の酒の「こだわり」

厳選された米と水をおいしい酒にするのは、武勇自慢の「つくり手」です。創業以来代々越後杜氏の流れを継いでいますが、平成8年からは地元の酒造体制で酒づくりをしています。なにより武勇がこだわるのは「質のいい酒をつくるための三季醸造」。酒づくりでは醸造期間により呼び名が変わります。昔ながらの「一季醸造」は寒造りとも呼ばれ、1~2月の厳寒期だけで酒を作ります。「四季醸造」は大手メーカーなどが冷房設備を完備して1年中大量の酒を作る方法です。
「三季醸造」は主に9月~翌4月の間、寒造りの時期以外は冷房の力を借りながら酒を作る方法です。短期決戦の一季醸造より作る量を増やせるメリットがありますが、武勇が三季醸造を採用している理由は大量に造ることではありません。酒づくりの期間を長くすることで、一本一本の仕込みを丁寧におこない、納得のいく発酵管理ができるので三季醸造にこだわっているのです。
こうして丁寧に仕込まれた質のいい酒には、単純に熟成した色を取り除くための炭素処理はおこないません。日本酒の自然な色合いと、米の旨味が存分に引き出された深い味わいに、酒蔵のこだわりを感じていただけることでしょう。

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地元結城とともに

日本中を見ても若者が地方から都会に流出する流れが多く、結城の街も例外ではありませんでした。しかし近年、その流れは少しずつ変わってきています。生活スタイルや働き方の変化とともに、結城を拠点に置く若者が出てきたのです。
結城紬(ゆうきつむぎ)や蔵の街並みに代表されるような伝統文化の街で、古いものと新しいものを融合させ、すばらしいものを生み出す新しい世代との交流に、私たちも日々刺激を受けています。
国際化が進む中で、茨城県は空港もありますし、東京都心からのアクセスもよい場所です。国内の方はもちろん、多くの外国人観光客の方にも、 結城の街に実際に足を運んでいただき、結城の空気を感じながら武勇の日本酒を楽しんでいただければ幸いです。170年間この地に根を張ってきた私たちだからこそ、結城の街の魅力をもっと世界に伝え、結城を盛り上げていけると信じています。

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